機密情報流出 なぜウィニーを使うのか
議員のハメ撮り写真から自衛隊の機密データまで、ファイル交換ソフト「ウィニー」による情報流出が後を絶たない。東京地裁の裁判資料、NTT東日本の顧客情報が漏れたと思ったら、今度は岡山県警の捜査資料だ。性犯罪被害者の住所、氏名などを記した文書も含まれていたというからトンでもないが、それにしてもここまで立て続けに起こるのは異常だ。
ウィニーの利用者は、日本国内だけで100万人を超えるといわれる。ソフト自体はさまざまなサイトから無料でダウンロードでき、パソコンに取り込んだ音楽や映像などのファイルを利用者同士で自由に交換、共有できる。たとえば、誰かひとりがAV女優の無修整画像を手に入れたら、他の利用者もアッという間にタダで見られるわけ。
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だから、04年5月に開発者の東大大学院助手が著作権法違反幇助の疑いで捕まったが、ウィニー人気そのものは衰える気配がない。
しかし、なぜ、自衛隊員や県警の捜査員の極秘情報までが“交換”されてしまうのか。
「『仁義なきキンタマ』などと呼ばれる“暴露ウイルス”に感染すると、パソコン内にあるファイルを勝手に共有するようになる。要は、秘密にしたいファイルまで外部に漏れてしまうのです。一連の情報流出はこのキンタマ・ウイルスが原因で、昨年から猛威を振るい続けています。いったんファイルが外部に漏れて他の利用者のパソコンに取り込まれたら、ハメ撮り写真だろうが何だろうが、永遠にネット上から消えることはありませんよ
USBケーブル×単3電池でケータイを充電するバッテリーパック
USBケーブル×単3電池でケータイを充電するバッテリーパック
USBバッテリーパック本体。上部手前に見えるのがUSB Aコネクタ。全体のデザインは無骨で、あまりお遊びの要素はない
出張の際、手荷物にケータイの充電器を含めなくなって久しい。USBケーブル経由で充電できるため、ノートパソコンからの給電で済ますようになったからだ。最近では充電を目的とした10cm程度のUSBショートケーブルやコネクタも市販されているので、かさばる充電器を持ち運ぶことはまずなくなった。
とはいえ、USBケーブルでの充電は、パソコンが身近にあり、しかもバッテリーにある程度余裕があることが前提になる。パソコンとUSBケーブルが揃っていても、屋外で細々と駆動しているモバイルタイプのノートパソコンから給電することは、さすがにためらわれる。
そういった状況に加えて、ACアダプタも持ち合わせがないという場合は、今回紹介する「USBバッテリーパック」があると便利だ。パソコンの代わりに、本製品とケータイをUSBケーブルで接続すれば、単3電池×4本分の電力でケータイを充電することができる。パソコンがACアダプタからの給電を受けられない状況、たとえば電車内でも、手軽にケータイの充電が行なえるというわけだ。
ケータイだけでなく、USB充電が可能な機器であれば、本製品からの給電が可能とされている。筆者が試した限りでは、ウィルコムのWX310Kのほか、第4世代のiPodでも充電できた。
もとの電源が単3電池×4本なのでそれほどパワーがあるわけではないものの、フル充電でなく緊急時の利用が目的であることを考えると、十分すぎるほどのキャパシティがある。常に持ち運ぶとなるとかさばるサイズだが、複数のACアダプタを持ち歩くよりは断然コンパクトだし、USB給電に対応した複数の機器で併用できるメリットは大きい。USB充電可能な機器を複数携行している場合、お守り代わりに携行してはどうだろう。
不正アクセスの男に実刑 スパイウエア使い預金詐取
不正アクセスの男に実刑 スパイウエア使い預金詐取
2006年 3月 3日 (金) 12:31
パソコン中のデータを盗み出す「スパイウエア」で不正に入手したIDとパスワードを使い、ネット銀行の口座から約260万円をだまし取ったとして、不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺の罪に問われた無職平山喜一被告(34)に東京地裁は3日、懲役2年6月(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。
判決理由で西川篤志裁判官は「スパイウエアを開発し、個人や法人にメールで送ってIDを不正に入手するなど巧妙で計画的。ネット銀行の利用者に脅威を与え、そのシステムそのものの信用を害しかねない悪質な犯行だ」と述べた。
判決によると、平山被告は元コンピューター関連派遣会社社員竹川敦被告(31)と共謀し、ジャパンネット銀行(東京)やイーバンク銀行(同)に口座を持つ川崎市内の貴金属販売会社などのIDをスパイウエアで入手。昨年7月、両行のサーバーに侵入し、同社などの預金計約268万円を平山被告らが管理する口座に送金してだまし取った。
企業向けウイルスバスターにWinny検出・削除ツールを同梱
企業向けウイルスバスターにWinny検出・削除ツールを同梱
Winny対策ツール「アドバンス検索ツール」(画像は開発中のベータ版のため、製品版とは異なる可能性があります)
トレンドマイクロは2日、企業向けセキュリティ対策ソフトの最新版「ウイルスバスター コーポレートエディション 7.3」を4月5日から出荷すると発表した。管理サーバーとして、Windows Server 2003/2000 Server SP2以降/NT Server 4.0 SP6a以降に対応。クライアントPCは、Windows Server 2003、Windows XP SP1以降/2000 SP2以降/NT 4.0 SP6a以降/Me/98/95およびWindows XP Professional x64 Edition/Server 2003 x64 Edition/Windows Server 2003 R2 x64 Editionに対応する。
ウイルスバスター コーポレートエディション 7.3では通常版のほか、パーソナルファイアウォール機能を備えた上位の「アドバンス」版を用意。このアドバンスには新たにWinny対策ツール「アドバンス検索ツール」を同梱している。アドバンス検索ツールではWinnyを検出するための専用パターンファイルと検索機能を搭載し、クライアントPC内のWinnyを検出・削除できる。
このツールはウイルスバスター本体とは別のプログラムで、対応OSはWindows XP SP1/SP2と、Windows 2000 Professional SP2/SP4。トレンドマイクロによると「現在のところ、ツール単体での提供は予定していない」という。
通常版とアドバンスの共通仕様としては、64bitネイティブアプリケーションとして動作できるのも特徴だ。クライアントPC用プログラムのインストール時にOSを判別し、64bit用、32bit用の両プログラムから環境に適したものを自動的にインストールするという。このほか、シスコシステムズのセキュリティ技術「NAC(Network Admission Control) Version2」もサポートした。
価格は、通常版が5ライセンス37,800円~、アドバンスが5ライセンス51,450円~、サーバーOS対応版の「サーバ版」が20ライセンス72,450円~、「アドバンス サーバ版」が20ライセンス98,700円~。
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関連情報
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ニュースリリース
http://www.trendmicro.com/jp/about/news/pr/archive/2006/news060302.htm
アップル「iTunes 6.0.4」を公開、安定性とパフォーマンスを改善
アップル「iTunes 6.0.4」を公開、安定性とパフォーマンスを改善
アップルコンピュータは1日、iTunes 6の最新バージョンとなる「iTunes 6.0.4」を公開した。iTunes 6.0.4では、メディアランチャー「Front Row」に関する安定性とパフォーマンスの問題を解決している。
対応OSは、Windows XP/2000およびMac OS X 10.2.8以降。アップルのサイトからダウンロードできるほか、Mac OS X版についてはOSのソフトウェア・アップデート機能でも入手できる。
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関連情報
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iTunes 6.0.4
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/itunes604.html
ダウンロードサイト
http://www.apple.com/jp/itunes/download/