2006.03.03 金曜日 14:23
JR京都駅シャッターに挟まれ男性死亡 閉めた社員逮捕
JR京都駅シャッターに挟まれ男性死亡 閉めた社員逮捕
2006年03月02日
男性が挟まれたシャッター。頭を右にして仰向けの状態だった=2日午前10時すぎ、京都市下京区で
1日午後11時55分ごろ、京都市下京区のJR京都駅構内で、電動シャッター(高さ2・4メートル、幅2・9メートル)と床の間に男性が挟まれているのを近鉄京都駅員が見つけた。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。京都府警は、JR東海の社員(19)が周囲を確認せずにシャッターを閉めて男性を死なせたとして、業務上過失致死容疑で2日未明に緊急逮捕した。社員は「人がいるかどうかを確認せずにシャッターを下ろした」と供述しているという。
七条署の調べでは、男性は住所不定、樋口昭登さん(69)。JR東海社員は1日午後11時40分から45分ごろ、電動シャッターのスイッチを操作してシャッターを下ろしたという。樋口さんが倒れていた場所は操作スイッチから約7メートル離れており、死角になっていた。社員はシャッターを下ろした後も樋口さんが挟まれたことに気づかずに現場を離れていた。
この社員は昨年4月に入社。研修を終えて同6月からJR京都駅で勤務し、改札口に立ったり客をホームに案内したりする営業係をしていた。
樋口さんは床に敷かれた段ボールの上で仰向けに横たわり、胸付近に圧迫された跡があった。近くにカップめんやペットボトル、新聞紙などがあり、衣服を重ね着していたことなどから、樋口さんは日ごろから周辺で寝泊まりしていたとみられる。
JR東海関西広報室によると、シャッターは81年製で、何かを挟んだ際に止まる危険防止装置は付いていなかった。今年1月から現場近くで旅行会社「JR東海ツアーズ」の仮事務所の設置工事をしており、シャッターの奥はパネル壁があった。同署は樋口さんがシャッターがあることに気づかず、壁際で寝ていたのではないかとみている。
現場はJR京都駅南側にある八条口1階出口付近。近くには近鉄京都駅の改札口がある。
2006年03月02日
男性が挟まれたシャッター。頭を右にして仰向けの状態だった=2日午前10時すぎ、京都市下京区で
1日午後11時55分ごろ、京都市下京区のJR京都駅構内で、電動シャッター(高さ2・4メートル、幅2・9メートル)と床の間に男性が挟まれているのを近鉄京都駅員が見つけた。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。京都府警は、JR東海の社員(19)が周囲を確認せずにシャッターを閉めて男性を死なせたとして、業務上過失致死容疑で2日未明に緊急逮捕した。社員は「人がいるかどうかを確認せずにシャッターを下ろした」と供述しているという。
七条署の調べでは、男性は住所不定、樋口昭登さん(69)。JR東海社員は1日午後11時40分から45分ごろ、電動シャッターのスイッチを操作してシャッターを下ろしたという。樋口さんが倒れていた場所は操作スイッチから約7メートル離れており、死角になっていた。社員はシャッターを下ろした後も樋口さんが挟まれたことに気づかずに現場を離れていた。
この社員は昨年4月に入社。研修を終えて同6月からJR京都駅で勤務し、改札口に立ったり客をホームに案内したりする営業係をしていた。
樋口さんは床に敷かれた段ボールの上で仰向けに横たわり、胸付近に圧迫された跡があった。近くにカップめんやペットボトル、新聞紙などがあり、衣服を重ね着していたことなどから、樋口さんは日ごろから周辺で寝泊まりしていたとみられる。
JR東海関西広報室によると、シャッターは81年製で、何かを挟んだ際に止まる危険防止装置は付いていなかった。今年1月から現場近くで旅行会社「JR東海ツアーズ」の仮事務所の設置工事をしており、シャッターの奥はパネル壁があった。同署は樋口さんがシャッターがあることに気づかず、壁際で寝ていたのではないかとみている。
現場はJR京都駅南側にある八条口1階出口付近。近くには近鉄京都駅の改札口がある。